2020年10月07日

小さななみだ

 幼稚園職員室 換気のために 窓 をあけますと さわやかというより 寒い風が通り抜けていきます。
朝 7時半ころ お友達が「おはようございます。」と 入ってきます。
玄関のお当番の先生は つくし組のお友達をだっこして お部屋と何度か往復します。
8時 先生たちの朝のお祈りと 打ち合わせ会があります。 15分ほどで終わりますが、次々お友達が増えてきます。
8時40分くらいから 幼稚園 ラッシュアワーです。
そこに今日は 大きな鳴き声が響きます。つくしさんたちの声ではありません。 もう少ししっかりした声
ちょっと長く続きます。
声をかける先生の声も聞こえませ。???
声の方向に行ってみました。 すみれさんの女の子でした。 涙で濡れたティッシュペーパーが握りしめられ 小さくなっています。
お帽子を深くかぶっているので お顔が見えません「ごめんね」と覗き込むと 「あらあら」と言いたくなるしっかり者のお嬢さんでした。
名札もついていません。
足を投げ出したまま 涙が流れています。
「いいよ いっぱい泣いて!!」と 心からのエールを送りました。 だって 彼女はひなぎくさんの時も ずーっと我慢していました。
バスでお迎えに行っていたときも 泣かずにお母さんに手をふっていました。時々お迎えに行くことがあって ご様子を見せてもらうと 本当は泣きたいんだよねが 一杯見えました。
すみれさんになってからも けなげに頑張りました。 お姉さんになったのですもの。
けれども 今朝 どんなきっかけだったかわかりませんが 泣かずにいられませんでしたもの。 今までの分 たまっていた涙を出さなければなりません。
「いいよ ないてて。」  でも そんな声をかけるときは涙の声はないのです。 ちゃんと聞いてくれています。
「まだ 泣いてる?」たちあげれません。  9時15分頃 玄関の鍵もかかりました。
「お話するね。 これから 小さいお友達がお母さんと一緒にたくさんいらっしゃるのよ。」「ここにいると ちょっとお邪魔かもしれない」「中にはいったら?」

少し心は動きました。 それでも 立ち上げれません。 心は 体を支配しますから 心が動かなければ自分では立てないのです。
「もう少し こうしていようか」

そのまま 私は仕事をさせてもらうために 職員室の椅子に座りました。 彼女の背中が見えます。 人生の重荷をずっしり背負ってっているように見えます。 小さくても 苦しいこと 悲しいことはわかっているよね。 下を向いて仕事をしていましたら、
先生が 何か話してくださっています。
彼女のことを お姉さんのことをよく知っている先生です。 どんな 魔法の会話があったでしょう。 ゆっくり立ち上がり 朝しなければならないことを全部自分でして、お部屋へ行きました。

お昼 階段から下りてくる彼女を見かけました。 朝のことなど まったくなかったかのよう!!

素敵な一日の始まりでした。  あすは どんな 素敵があるでしょう。
posted by aobayoiko9 at 17:41| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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